Big Island Ukulele

以前、このメーカのKX-CTGというモデルを所有しておりました。

ハワイの木材屋さんがウクレレを作り始めたのがBig Island Ukuleleブランドの始まりだったと記憶してます。日本のHOSCOが取り扱っているのですが、元々あったbigislandukuleleというサイト・ドメインは既に別の手に渡っており、もとのBig Island Ukulele社は廃業して、日本のHOSCO社がブランドを引き継いでいるような感じがします(推測なので間違っているかもしれません)。

KX-CTGの写真はこちら

https://www.hosco.co.jp/ukulele/kx-ctg.html

HONUモデルと言い、ヘッドのインレイ、ポジションマーク、ブリッジの形にカメさんがいます。

バインディングもインレイ、ペグの回す部分はコアと、かなり飾った仕様です。購入当時、「せっかく人前でウクレレ弾くんだから、見た目が勝負だぜ」と感じて所有しておりました。

基本的な仕様は、オールコア単板でエボニーフレットボードとなっており、王道の仕様です。

使ってみたところの印象では、まずは「重い」でした。同サイズのKanile’a、Kamakaに比べ明らかに重いと感じました。何が重いのかわからないですが、仮にボディ材の厚さと仮定すると、厚い分だけ鳴りの音量が抑えられてしまうことから、「見た目より音が前に出ない」という印象と合致します。

もうひとつはネックの形状、今思うと、G-Stringsに近いように思いますが、少し薄かったと記憶しています。そのため、ローポジションのセーハ・バレーにはちょっと苦労しました。

音が前に出てこない印象ながらも、豪華な装飾でしたので、弾くよりも観賞用になっていた1本です。

 

Kanile’aも、2019年から日本の代理店はHOSCO社になったようです。

 

 

注) 楽器は同一型式の製品であっても、使用している木材の部位や加工精度・仕上げなどの個体要因や、温湿度などの環境要因で印象が変わることがあります。また、音色は個人による感じ方なので、響くとか、バランスとかの尺度は個人差があります。