ジェイクは異次元だった

さきほど、Jake Shimabukuroの3年ぶりのジャパンツアーの EX Theater Roppongi から帰ってきました。いつも、情報Upは遅れがちなんですが、今日は興奮冷めやらぬという感じで書いてます。


Jakeの名前はウクレレを弾いたことがある方なら聞いたことがあるかと思いますし、ソロウクレレをなさっている方には録音は聞いたことがあると思います。私も、JakeのCDやYoutubeにアップされている演奏などは耳にしていたわけですが、目の前のジェイクは異次元でした。
たぶんこれは、ライブ会場もしくはライブ演奏でしか感じ取れないことかと思いますが、圧倒的なダイナミックレンジでした。アンプを通しているので、強いストラミングの音が割れないようにリミッターかコンプレッサーをかけているとは思いますが、それでもフォルテシモとピアニシモがはっきりと聞き分けられ、それぞれの粒はしっかりした音でした。この圧倒的ダイナミックレンジは、ジェイクのライブで初めて体験しました。おかげで、ジェイクが「あと1曲で終わりだよ」と言った1時間20分くらいまで、時間を忘れて聞き入ってました。こと、テクニックに走りがちなソロウクレレですが、テクニックはまさに表現力のためにあるということをこのステージで改めて感じました。
あとは、ウクレレが全然動いていないこと。まるで、ジェイクのおなかに接着してあるように、ジェイクの体と一体化して、ウクレレが全然ブレていない。あれだけの激しいパフォーマンスをやっているのに、ウクレレが全然動いていないという、逆に言えば、このブレないウクレレがあるからこそ、正確無比な指使いが達成できるのだろうと思いました。

演奏はすべてが最高、一部微妙なタッチはありましたが。曲目等はいろいろなところで得られるかと思いますので省略します。

また、ルーパーを使う曲もいくつかありました。ルーパーでバッキングを重ねて、最後はひずみ系のリードギターならぬリードウクレレでアドリブというパターンです。ウクレレにひずみ系 !! なんて拒否反応する人も出そうですが、高音がカットしてあるようで、耳障りなひずみ系の音色ではなく十分考えられた音色だなと感じました。

と、思うところをいろいろ書いてしまいましたが、ウクレレソロを演奏している方にはぜひ一度足を運んでほしいステージです。ウクレレソロの世界が変わります。ジェイクも「毎年来たい」と言ってましたので、チャンスはまだまだあります。